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2004/12/07

ペットについて  ( 2-10 )

 私の家の西側は段差で高くなっていて、コンクリート壁と家との間は、何となく湿気も多く、じめじめしていた。 シダやドクダミなどが好んで生えた。 そこに数匹のガマガエルが住みついていた。 夕立の後ともなると、そこから這い出してきて、居間の前の庭をノソノソ歩いている。
 私が割り箸の先にご飯粒をつけてゆらしてやると、サッと舌を伸ばして食べる。 このガマガエルも、広い意味では私のペットだったのかもしれない。

 他にも、この時期、私は様々な動物を飼育していた。 十姉妹、カナリヤ、サクラ文鳥、ラット、蚕、…・そして犬と猫。 犬は、私のというより父のペットだったかもしれない。 父が友人の引っ越しに伴い、手放さざるをえなくなったスピッツを引き取った。 ピー子という名前だった。 母が食事、下の兄と私が散歩を引き受けた。 もうかなりの老犬で、程なく病気にかかり、獣医さんに見せたが死んでしまった。 父は今思うに動物が好きだったと思う。 私の記憶にある限り、我が家には必ず犬と猫がいた。 前橋時代、父がポインター種の犬を貰ってきた。 喜んだのもつかの間、数日後に盗まれた。 以後は大抵雑種だった。

 広島では、日本犬の血が混じっているという、なかなか立派な犬がいた。 耳がピンと立って、尾はクルッと巻き上がり、ひげと指の爪は黒かった。 これらは日本犬の特徴ということだった。
 しかし、山陽線ぞいの家が軒並み泥棒に入られた時期、この犬は庭で泡を吹いて死んでしまった。 多分毒を盛られたのだろう。 その数日後、我が家も泥棒に入られた。
 猫に関して言えば、父は自分からは大して可愛がる風には見えなかった。 しかし我が家の歴代の猫は、皆、父のあぐらをかいた上に丸くなって寝るのが、お気に入りだった。 広くって、暖かくて、何も干渉されないのが良かったみたいだ。 とにかく、父がくつろいでいると、たいてい、猫も気持ち良さそうに父のあぐらの上で丸くなっていた。

             jitensha
             ピー子と 私と自転車

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