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2004/12/10

十姉妹      ( 2-11 )

 我が家へ十姉妹のきた経緯は忘れたが、私の小鳥の最初のペットだった。 私はミカン箱を改造してカゴを作った。 片面に金網を張り、入口と糞の掃除用の引き出しを作った。 餌入れと水入れを買ってきた。 近くに小鳥屋さんがあったので、何かかにか教えてもらった。
 毎日、餌と野菜と水を取り替え、新聞紙を取り替えと、結構手間がかかったが、私にとって最初の本式ペットだったので、一生懸命だった。 野菜は小松菜やはこべをやった。 一度、小松菜を自家調達しようと庭に種をまいたが、10cm位に育った所で、青虫に全部食べられてしまった。
 十姉妹は良く卵を産んで、20数羽に増え、人にあげるまでになった。

 その内に、サクラ文鳥とカナリヤを、母が同級生の親と話をつけて貰ってきてくれた。 カナリヤは猫が箱をひっくり返した拍子に、入り口が開き逃げてしまった。 大学の薬学部に通っていた上の姉が、実験用のラットを二匹、貰ってきてくれた。 15cm位ある大きな白ねずみで、目が赤くて可愛かった。 ラットの箱は、りんご箱の上面に金網を張り、入口を付け、底一面にワラを敷き詰めた。 しかし、ある日、このラットは箱の木をかじって穴を開けて逃げてしまった。その後随分探したが、行方は分からなかった。

 大学の農学部だった上の兄が、蚕の卵を貰ってきてくれたことがある。 兄に教わった通り桑の葉を箱に敷き、上に卵を置いた。 数日すると黒い小さな幼虫が生まれた。 この “ケゴ” も脱皮を繰り返すうちに、見る見る大きくなり、薄ねずみ色の幼虫となり、又色が少し変わったなと思った時マユを作った。 私はその間、ワクワクしながら、せっせと桑の葉を近所の畑から貰ってきた。
  ある日、マユを破って蛾が出ていた。 箱の外に出ていたので、私は羽をひょいとつまむと箱の中に戻した。 その時、自分ながらビックリした。 今まで大抵の虫なら平気で持てたが、蛾だけは苦手だった。 夏の夜など、部屋に飛び込んでくると、ワアワア言って姉達と一緒に逃げ回っていた。 世話をしていたので情が湧いたのだろう。 そんなこんなで、私の周りは生き物だらけだった。 そんな私を、下の姉は “虫愛ずる姫” とからかって呼んでいた。
                            gomadara
      ゴマダラチョウ

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