« イイギリの実  ( 4-21 ) | トップページ | 日大全共闘   ( 4-23 ) »

2005/04/03

学生内部の動揺 ( 4-22 )

 だが、この頃になると現実問題として、来年度の進学、卒業、就職などの問題が、学生一人一人の問題として迫ってきた。 この間の大学側の姿勢から、もう“東大幻想”などサッパリと無くなった学生や、現実的、経済的な問題として就職を考えなければならない学生の間にストをやめて、形だけでも授業再開を望む声が出てきた。
 その声を集約する形で民青が浮上してきた。

 初期の頃こそ民青は全共闘と一致して行動してきた。 しかし、マスコミ挙げての“暴力学生”キャンペーンが始まった頃から、“世論”を考慮してか、民青の動きは闘争の足を引っ張りだしていた。 封鎖した建物を実力解除したりした。 だが実際行動してまでスト解除に動く“一般学生”は少なかったので外人部隊という形で民青系シンパが学内に入ってくるようになった。 組織だった訓練を受けていた彼等と渡り合うために、この時期、全共闘支持者の中から、色々なセクトに加入していく人が増えた。 学内各所で、封鎖、封鎖解除、再封鎖という、小競り合いが繰り返された。

 ある日、研究室にいた私の耳にこんなニュースが飛び込んできた。
 「Bが昨夜の衝突の最中、民青に捕まって半殺しになったらしいぞ。そしたら民青の中にCがいて、知り合いだからというので、Bは何とか外に出られたらしい」
 Bさん、Cさん、共に駒場時代、Eクラスで一緒だった人だった。
 私は胸が締め付けられる様な気がした。

|

« イイギリの実  ( 4-21 ) | トップページ | 日大全共闘   ( 4-23 ) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« イイギリの実  ( 4-21 ) | トップページ | 日大全共闘   ( 4-23 ) »