« 8.おばあちゃんとにわとり 続 | トップページ | 9.おじいちゃんと豚 »

2006/04/28

雑木林は花盛り

 Konara
 少し前まで、東京近郊の雑木林はクヌギとコナラの花が咲き乱れ、沸き立つようだった。花といっても黄緑色で、一般には余り注目されない、通(?)好みの花といえようか。注意してみると、クヌギの花は黄味が強く、コナラは白味がかっているので、この時期だけは遠目にも両者が区別できる

ここ数日は雑木林に入ると、何処からともなく爽やかな、なぜか懐かしい香りが漂ってくる。しばらく歩くと、全体に白い花をつけた木に出会う。これが、いま時点での林の主役、ウワミズ桜だ。Uwamizuzakura

 一見したところ、桜らしくない。学校の理科の時間で使った、試験管ブラシにそっくりである。よくみると直径6ミリ位の可愛らしい花の集まりだが、やはり桜のイメージとは異なる。しかし植物図鑑を見ると、バラ科サクラ属とあり、れっきとした桜の仲間なのだ。植物分類は主として花の構造で類別されるので、花の作り自体は似ているのだろう。

 未熟の果実は塩漬にし、熟して赤や黒になった頃は、果実酒に利用されるという。この近縁にシウリ(アイヌ語で苦い木)桜というのが在り、日本では本州(中部以北)、北海道で見られるが、中国東北地方にも自生していて、胃痛の特効薬として用いられているという。

 何はともあれ、このウワミズ桜を連休中に一見し、香りを胸いっぱい吸い込んでみる事をお勧めしたい。

|

« 8.おばあちゃんとにわとり 続 | トップページ | 9.おじいちゃんと豚 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 雑木林は花盛り:

« 8.おばあちゃんとにわとり 続 | トップページ | 9.おじいちゃんと豚 »