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2006/04/07

花をたくさん咲かせるには

園芸好きは一般的に、花をたくさん咲かせたがる。そもそも花を見たいから、育てている場合が多い。私もご多分に漏れず、花が咲かなかったり、少なかったりするとがっかりする。どうしたら、たくさんの花を咲かせられるか、自分なりに工夫して、色々試みる。

 シンビジュウム(洋蘭の一種)の時もそうだった。蘭がスクスク生長しやすいように、買ってきたとき入っていた、窮屈そうな小さ目の鉢から、根を自由に張れる様な大きな鉢に移した。葉はすくすくと伸び株も増えたが、花芽は出なかった。がっかりして、先輩に学ぼうと、色々展覧会などに行ってみると、植物本体に比べて鉢はかなり小さく、窮屈そうで、根もはみ出さんばかりなのに、花は見事に咲いている。その後、色々ハウツー本を読んだりしているうちに、意外な事実を知った。

 花は、植物の生長が一段落したり、何らかの生長阻害要因に直面した時に、次代に生存をバトンタッチするために咲くらしい。花を咲かせ、種子を作り、もっと条件のいいところでの種としての生存を模索しているのだ。 そこで経験豊かな園芸家は、意図的に窮屈な鉢に植える事により個体の生長を諦めさせ、花の開花を促しているわけだ。

 これと極めて似た事を、日本では現在、国を挙げて森林で行っているように見える。狭い場所に、過剰な杉がひしめいている。植林段階では、間伐により適度に調整されるのを前提にして、植えられている。それが、経済的に採算が合わないという、人間の勝手な理由で放置されているため、きわめて過密な、生存しにくい状況に放置され、杉は悲鳴を上げているのだろう。過剰に花を咲かせ、次代に夢をかけているのだろう。

ところが、洋蘭の場合は歓迎される花つきの良さが、杉の場合は花粉症の元凶として怨嗟の的である。

 人間は、本当に自分勝手である。杉の花つきをよくする条件を用意したのは人間なのだから、花を減らしたいなら、それなりの施策をすればいいのである。杉の個体の生長条件を改善してあげればいいのだ。一番手っ取り早くて、実現可能なことは、間伐だと思われる。そこで以下の事を提案したい。

 

 花粉症に悩みたくない人は、1年のうち数日、間伐に参加する。

 参加できない人は、お金、知恵、道具等を提供する。

以上を実行したら、来年の春の花粉症はかなり軽減できると思うのですが・・・。

 (この文章は、44日のTVの報道番組を見て触発されて書きました)

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