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2006/05/08

雑木林は花盛り 続

 昨日からの雨が上がり、少し明るくなってきた。

春の一雨は、木々の葉を一回りも二回りも大きくする。ほんの少し前まで、柔らかな新芽が、それぞれの木の個性を精一杯主張していたのに、今は、すべての葉が、萌木色に染まり、生命の躍動を謳歌している。これから盛夏にかけて、緑はいっそう深まり太陽の恵みを最大限に吸収していくのだろう。

Kinran_1 近くの雑木林でも、見事なまでに日々装いを変えていく。連休に訪れると、前編で紹介したコナラ、クヌギの花はすでに花がらとなって小道に降り積もり、ウワミズ桜は緑色の可愛い実をつけていた。目を林床に転じるといつの間に伸びていたのか金ランと銀ランが目を引きつける。此花は咲くまでほとんど気が付かない。ある日木漏れ日の中でそこだけぱっと明るくなったようにみんなの注目を集める。

我が家の子供達が未だ幼かった頃、結構たくさん見かけたが、その後年々減ってGinran_1いった。それが、ここ数年目に見えて増えてきたように感じる。ボランテイアの活動が入ったらしく、我が物顔に繁茂していたアズマネ笹も刈り込まれ、林床がずいぶん明るくなり、風通しも良くなったのと無関係ではないだろう。ジュウニヒトエ(十二単)という優雅な名前の花もよく見かけるようになった。

この季節、ラン科の花が結構多く見られる。春先からみられた春ランは未だしっかり花をつけているし、ニュータウン造成前は群生していたというエビネも今は農家の庭先にかっての盛時をしのばせるように元気に開花している。初夏の花、オオバノトンボソウ (大葉の蜻蛉草)も今年はずいぶん見かける。もう直ぐ花芽をつけるだろう。

以前住んでいた団地の前庭の草取りの時抜くのをためらったネジ花も、もう直ぐシーズンを迎えるだろう。そもそもネジバナは、古くはモジズリと呼ばれ、万葉の昔から日本人に親しまれてきた花だ。なかなか味わいがあり美しい。芝生の為に雑草扱いされる謂われは無いと思うのだが・・・。

少し話がそれたが、なんにしろ、この時期の雑木林は行く度に何かしら新しい発見がある。五感全開にして歩いた後は、生命のリフレッシュ完了という気分になれること受けあいだ。

・・・・・・・・・・“雑木林浴”の勧めでした。

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