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2006/05/19

これは何の木?

Keyaki  今年は公園を歩いても、雑木林を歩いてもやたらと実生に出会う。親木の近くにびっしりと生えていたりする。今までこんなに見たことは無い。どんぐりではよく見られたが、今年は、実生の種類が多い。ケヤキ、モミジ、山桜、シデ・・・・・親木の周辺にかなりの数の実生が芽生えている。  


これは去年の夏の暑さが影響しているのかもしれない。秋、シデの実成りShideが異常に多いのに驚いた記憶がある。植物は一般的に生り年があり、種子を食べる動物の食事量を上回る種子をつける年と、下回る年を繰り返す事により、種の生存を保っているという。去年は生り年だったのだろう。その当然の帰結として、今年実生がこんなに多く見られるのだろう。

一般的に (松などの単子葉は除く) 初めは双葉が出るのだが、この段階で何の木のMomiji 実生か当てるのは難しい。形は楕円の変形やハート型でそれなりに特徴が有るのだが親の木の葉とは似ていない。それが生えている近辺の木の子供だろうと推量するしかない。次の段階で出てくる葉はだいぶ親譲りの特徴が出てくる。それでもイタヤカエデなどは丸っぽい葉で、これがカエデとは分からなかった。その次の葉からやっとカエデ特有の切れコミが出てきて、“ああ、楓だったんだ”と納得する。

Keyakimishou 買い物の途中の道端に生えてきたので、良く目にしているケヤキの実生が、数日見なかっただけなのに大変身を遂げていた。小さいながら天晴れ木の姿を整えていたのだ。これがみんな大木に育った光景を想像すると壮観だが、実際のところ市街地では100パーセント育たない。

1       周囲の木が葉を茂らすので、その陰に入り光合成ができなくなる。

2        公園等では雑草として抜かれる。

3        運良く空き地に芽生えたとしても、他の多くの植物、特に生長の早い葛、ススキ、笹などとの競争に負ける。

4        葉が多くの昆虫のえさとして食べられる。 等々

自然界の競争は厳しい。せっかく芽生え、すくすくと生長しているのを見てきただけに何とかしたくなる。そこで数本鉢植えにして我が家で生長を見守る事にした。

 

 ケヤキといえば関東周辺では、街路樹や武蔵野の屋敷林など、春の新緑、秋の黄葉と街の季節を演出してくれる存在感抜群の、樹木の中の樹木という風格がある。とても小さな庭や植木鉢は似つかわしくないと思っていた。それが意外と盆栽の世界で人気があるという。ケヤキの持っている雄大さを、いかに小さく育てて演出できるかが腕の見せ所なのだろう。日本人的技術の粋である。

 私もまったくの素人だが、要は根と地上部は連動するので、根をコンパクトに保つ事が盆栽の秘訣なのだろう。すなわち小さな鉢で育てる事だ。ただそうなると、水遣りを忘れると枯らしてしまいそうなので、その兼ね合いが難しいのだと思う。

皆さんも数本挑戦してみませんか! 

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コメント

 浩さんの物語、読み続けて下さっているとのこと有難うございます。浩さんの上のお子さんは今年から小学1年生になり、毎日楽しく登校しているとのことで、浩さんもとても喜んでいます。
 “ど大かいボンサイ”を育てるとのこと、細心の注意を払って、立派な盆栽に育ててください。今は、百里といわず、世界中で盆栽を育てる必要があるのではないでしょうか。
 新世界に自由に羽ばたけた時代とは違います。限られた地球という土地を全人類、全生物が仲良く使用して行きたいものです。
 トラックバックとコメントを新機能の許可制にしてみたのですが、コメントいただいたのに気付くのが遅れ申し訳ありませんでした。

投稿: akiko | 2006/05/21 22:33

浩さんの話、毎回楽しみに読ましていただいております。
盆栽。父の残した盆栽は、やく半数だめにしてしまいました。でも、つつじは強いですね。枯れたと思いしや、6年経ってから新しい芽が出て着ました。書斎横のベランダで、だいじに育てています。
今月、百里にほんの少しだけ地べたを分けていただきました。ここで、ど大かいボンサイを育てるつもりです。中国の砂漠にポプラを植える運動をされている方から、去年930同窓会席上で頂いた2本の枝。立派な苗木になりました。梅雨時期に植えます。勿論地べたは、百里基地の中にあります。

投稿: amanoya | 2006/05/21 14:07

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