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2006/07/04

姫小百合

毎日はっきりしない天気の中、心待ちにしていた姫小百合を見に出かけた。福島県南郷の高清水自然公園。公園といっても以前からの自生地を皆で守り育てて保護しているということで、7haに広がる山の斜面を、淡いピンクの可憐なユリが埋め尽くしている光景には一瞬息を呑んだ。淡いかすかな芳香も漂い長旅の疲れもいっぺんに吹き飛ばしてくれる。

さっそく写真を、と思ったが高原を吹き渡る爽やかな風にもゆらゆらと揺れ、なかなか焦点が定まらない。ユリの花の名前がそもそも揺れるの古語<揺る>の連用形<揺り>から来ているとの説がさもありなんと思われてくる。ちなみに連用形が名詞化する例は遊び、笑い、話、など良く見られる使われ方だ。

姫は小さいとか、可愛らしいという意味で植物名に良く見られる。当然それより大型の本来の植物があるわけで、小百合、一般的には笹ユリといわれている、関西によく見られるゆりの小型系という意味での命名と思われる。見かけだけでなく笹ユリが寒冷地に適応して変化したもの(あるいは姫小百合が暖地に適応化して笹ユリ?)という説もあるという。

0607_021 それにしても見事な大群落だ。部屋の中に一輪あっても部屋全体がパッとはなやかになる美しい花がこんなにさりげなくたくさん咲いている中にしばし浸っていられるだけでもとても幸せな気分になる。日本もまだまだ捨てたものではないという元気が沸いてくる。

ここから車で数十分移動した駒止湿原でも、予想を超えた見事な綿スゲの大群落Watasugeが待っていてくれた。直径2cmぐらいの綿飴のような、綿スゲの種が一面に広がり、周りの緑と、おりしも顔を出した青空がどんな名画も超える風景を作り出してくれた。

湿原全体が天然記念物に指定されているという事なのでしかられるのを覚悟しながら、恐る恐る一寸綿毛に触 れてみた。思っていたよりしっかりした感触で、犬の毛玉のような感じがした。これがタンポポの綿毛のように一斉に風で舞い上がった情景を見てみたい。   

W杯も4強まで絞られてきました。勝ち進んできた強豪同士の激突に、ただただ目を見張っています。先日の準々決勝でのジダンの活躍、ベッカムの涙に精魂かけた闘いの美学を見た感じでしたが、今朝ニュースで知った中田英寿の引退報道にも驚きと共にある種の潔さを感じました。

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