« 14.爆竹遊び  続々 | トップページ | ヤマユリ(山百合) »

2006/07/21

長野豪雨脱出記

 長野岡谷地区をはじめ全国各地から痛ましいニュースが報じられています。未だ梅雨最後の大雨が続くと予想される現在、細心の警戒心を持って、最大限の予防に全力を注いでいただきたいと思います。

実は私自身、718日は長野県霧ケ峰のバスツアーに参加していました。

 梅雨の終わりにかなりの大雨に見舞われるのは例年の事なので、さしたる警戒感もなく、キャンセルするのももったいないし、車窓から眺めるだけでもいいと予定通り参加しました。

前の夜の天気予報で長野県と島根県が赤く表示されていたのが、妙に心に焼き付いていたのですが、朝のあわただしさの中ですっかり忘れてしまいました。


途中の雨脚もたいしたことなく、運がよければ晴れ間もありかな、なんて甘い期待も抱いていました。昨年見たニッコウキスゲの見事さが忘れがたく、是非また見たかったのが最大の理由でした。予定していた道が崖崩れのため通行できなくなったので、ビーナスラインを往復する事になったと告げられても、あのニッコウキスゲの群落を二回も見れるなんて、ラッキーと内心喜んでいました。

実際には、バスの窓が水分で曇るので、しょっちゅう拭かなければ車外は見れなかったし、花は未だちらほらといった感じで寂しいものでした。今年は全般に開花が遅く、ニッコウキスゲも1、2週間後が見頃でしょうとのこと。


車山高原も、霧ヶ峰も傘を差しての散策でしたが、雨の量よりは風の冷たさに、さすが山の天気は厳しいと感じ入っていました。次は八島湿原の散策です。ここは尾瀬と同じぐらい貴重な湿原植物の宝庫で、私としてはこの日一番の注目ポイントでした。今年はどんな花に出会えるんだろう。期待で天気の悪さなんか吹き飛んでしまっていました。それなのに・・・・

“八島湿原は増水していて危険が予想されますので散策は中止します” 添乗員さんはこともなげに告げます。それはないよ!私は心の中で最大限の抗議をしていました。せっかくここまで来たのに。雨だってそんなに強く降ってないのに・・・

“昨日一日だけで、長野の七月分に相当する雨が降ったそうです”

上諏訪で休憩した時も、小雨に煙る諏訪湖もまた良いものだ・・・などと悦に入っていたのですが、発車十数分後・・・

“先ほど通った道が冠水して通行止めになったそうです。危機一髪でした”あくまで淡々とした報告です。

次の日のニュースで岡谷地区の悲報を知りました。私達が諏訪湖で休憩した場所の対岸地域です。そういえば、川沿いを走行していた時は、川幅いっぱいに濁流が流れ堤防に迫っていたなァとか、あちこちの側溝があふれていたなァとか、危険と隣合っていたのを今にして感じます。


こんな能天気な観光客をある程度、観光も楽しませてくれてしかも何の不安も感じさせる事なく、無事帰宅させてくれた運転手さん、添乗員さんはじめ多くの関係者の方々に心からお礼を言いたいと思います。

天候不順は避けがたいものかもしれません。しかし多くの人たちの弛みない日常活動によってそれが災害に直結しないよう守られているのを痛感しました。

|

« 14.爆竹遊び  続々 | トップページ | ヤマユリ(山百合) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 長野豪雨脱出記:

« 14.爆竹遊び  続々 | トップページ | ヤマユリ(山百合) »