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2006/10/20

上高地の秋

Hodaka_1  一昨日上高地に行ってきた。全山紅葉というには未だ早いが、久しぶりの秋晴れのもと黄葉、紅葉に彩られた深山の一日は、気持ちをリフレッシュ(蘇る)させてくれた。

 梓川の澄み切った豊かな水。時々姿を現すイワナ(岩魚)の魚影。

どこからともなく漂ってくる、あのおせんべいを焼いているような香ばしい香り。しばらく行くと山道にハート型の黄色い葉っぱが散り敷かれ、見上げるとカツラ(桂)のKatura_2大木が視界を覆う。つぎつぎに森の様々な香りが漂ってくる。久しぶりに胸いっぱい深呼吸する。都会にいると、無意識のうちに休眠状態になっている臭覚が活動を始めたみたいだ。

目の前にせまる明神岳の錦織り成したような山肌の木々の葉の微妙な色彩の妙にしばし見とれる。背景の秋空の青色もいい。ところどころに浮かぶ白い雲も見る間に形が変化していく。五感がだんだんと解き放たれてくるのを実感しながら、大正池から明神池までの散策を楽しんだ。


 平日にもかかわらず人の数は多かったが、上高地の自然はそのすべてを受け入れてくれるほど懐が深い。大正池から河童橋は以前にも来た事があるが、水の清涼感と白樺や唐松の林、そしてある意味街中と変わらない人の流れ。それが不思議とマッチしていて人と自然が融和している居心地よさみたいなものがある。

Azusagawa  河童橋から明神池は初めてだった。行きは明神岳よりの右岸コースを行ったが、初めてのことでもありいつ着くのかもどかしく、周りをゆっくり見る心のゆとりがなかった。明神池は思っていたより小作りで、箱庭のような感じがした。しかし目の前に迫る明神岳はさすが迫力があった。帰りは対岸の遊歩道にした。川向こうに明神岳を見ながら、のんびりと鼻歌もでてきそうな道幅の広いなだらかな山道がずっと続いた。

 しばらく行くと、行きの川原で見かけた猿の群れだろう、ねぐらに向かうのか一列に並んで歩Saruいて来るのに出会った。先頭にボス猿が悠然と歩き、後から赤ちゃん猿を背中に乗せた母猿や、子猿、若猿、総勢十数匹いかにも日常的に歩いてきた。私達のほうが珍しいので少々緊張してしまったが、人と猿は同じ道を左右に平和裏にすれ違った。心なしか動物園の猿より小型だが、毛並みもきれいで顔付きも良かった。

 

秋の日没は早く、バスに戻る頃、山肌には夕闇が迫っていた。

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