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2006/10/01

秋の剪定

 暑からず、寒からず・・・・。庭の蚊もそろそろ最後のあがきを諦めたようなので、久しぶりに庭に出てみる。クモの巣がいたるところに張り巡らされ、キンミズヒキの種子がジーンズにくっつく。庭木はと見ると、怒髪天を衝く様相でいかにも荒れ果てた風情だ。

落葉樹の剪定には未だ早いが、常緑樹はそろそろ剪定しなければ、時機を逸してしまうだろう。少しは見栄えも考えねば。

昨今、“美しい・・・・”なる言葉を良く耳にするが、これほど実体のない言葉も少ないだろう。庭だけに限定して考えても、そもそも木など一本もなく芝生に日差しがさんさんと降り注ぐ庭が美しいと思う人もいれば、大木が鬱蒼と生い茂っている庭こそ理想と考える人もいるだろう。美しいという概念は、人の数だけあるともいえるので、実際行動の指針としづらい。少なくとも植木屋さんに頼む時は、風通し良くさっぱりとしてください、とか全体的にのびすぎたので少し高さを抑えてください、とか現実に即した目標が必要になる。

私がこの秋、目指しているのは少し込みすぎた枝を切り、風通しを良くして、来年の新芽が勢い良く伸びるようにする事だ。冬の寒さを控えているこの時期、大きな枝をばっさり切ると樹勢そのものをそいでしまうので、中ぐらいの枝と小枝の剪定に限られるだろう。まず木の上部の枝透かしを行う。

一般的に木は上を目指して伸びるので、上部ほど勢いがある。広い空間が保障されていれば何も手を加えず見てるだけというのが一番いい対処法となるが、普通は生育域は限られ、他の木々との熾烈な競争となる。ほっておくと背ばかり高くなり、上のほうにしか葉っぱがない寂しい庭になってしまう。更に放任して置くと樹勢の強い木しか残らず、毎年咲くのを楽しみにしていた花木などはいつの間にか消えてしまう。そのため庭木の場合は人間が調停者として介在して、木と木の調和を図っているのだろう。

上部の枝透かしの次には木と木の間に空間をつくる。こうしないと、下のほうの枝まで光が届かず、下枝が枯れ果ててみな葱坊主のような木になってしまう。

これらの作業は実際にやるとなると結構大変だ。上のほうの枝を切るには脚立が必要だが、我が家の木は、現在私の制御可能な限界点にある。道路で脚立の一番上で背伸びして剪定などしていると、通りすがりの親切な方に、危ないからやめるよう忠告を受けたりする。といってこのままほっとくわけにも行かない。下枝を一度枯らしてしまうと再生は大変だ。この秋はかなり頑張らないと、と思っただけでため息が出てしまう。木と付き合うには、色々な知識だけでなく気力と体力も要求されるようだ。そろそろ経験豊かな腕のいい植木屋さんを見つけて任せたほうがいいのかもしれないとも思う今日この頃だ。

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