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2006/11/08

晩秋の八ヶ岳 

晴天に恵まれると期待した八ヶ岳行だったが、寒冷前線が近づき一挙に山の寒さに身が引き締まった旅になった。

清里駅から3時間ほどの行程といわれた自然歩道を歩いた。静かな林の小道は途中会う人もなく、前の日の雨でしっとりと濡れた落ち葉の積もる小道を鳥の声に耳をそばだて、リスが幹を登っていく姿を見かけて心躍らせながら歩いていく。ミズナラやクヌギは大方落葉し、林内も明るい。その中で潅木類の黄色や赤の紅葉がひときわ目を引く。

Dankoubai なかでもダンコウバイ(壇香梅)が多い。高尾山ではめったにお目にかかれなかったのに、ここではここかしこに鮮やかな黄色をちりばめてくれている。早春、花の咲くころも是非来てみたいと思う。

しばらく歩くと小海線にぶつかった。川俣川に架かった鉄橋のむこうに黒いトンKoumisen ネルの口が開いている。単線で、しかも一二時間に一本しか電車は来ないローカル線だ。とはいっても、鉄橋を中ほどまで渡って下を覗くと、体中に稲妻のような緊張感が走った。幼い頃、線路の周りで遊んでいたころの好奇心と畏敬の念が入り混じったような感覚が一瞬蘇った。

渓谷を上から見ると、モミジの赤と、カラマツの黄色、ツガの緑・・・と錦秋というにふさわしい景観が広がっている。しばらく見とれた後、断崖につけられた梯子のように急な階段を下りて川俣渓谷に降り立った。

上のほうから細かな雨のようにも見えるものがはらはらと落ちてくる。しばらく見ているうちに、それがカラマツ(唐松)の葉っぱだと気が付いた。渓谷は穏やかだが、上を見上げると青い澄み切った空を白い雲の流れが速い。梢は強風にさらされているのだろう。

Kawamatagawa それからは渓流沿いの道が続いた。以前いった事のある奥入瀬渓流を思い出した。しかし上り下りの道は奥入瀬に比べかなりきつかったが、昨夜来の風雨で降り積もったモミジの赤や黄色の織り成す小道の見事なあや織り模様を見られただけで苦労が吹き飛ぶ。大モミジ、瓜膚カエデ、板屋カエデ、羽団扇カエデ、麻の葉カエデ、・・・・実に種類が多い。

今回は途中崩落場所を迂回するため、急傾斜を登り牧場の周囲をしばらく歩くというスペシャルメニューも加わった。放牧の季節も終わったのか牛もいない広々とした牧場の緑が渓谷を見慣れた目には新鮮に写った。なんといっても広々とした風景は見る人の心まで広々とおおらかにしてくれる。

しばらく口笛なぞ吹きたい気分で散策した後又渓流にくだり、モミジを満喫したMomiji_1 が途中から小雨が降り出し、気温が急激に下がり清泉寮に着いたころには寒さでガタガタ震えてしまった。ここで名物のソフトクリームと行きたいところだが余りの寒さに、ホットミルクにした。ジャージー牛のミルクは確かに普通のミルクに比べ濃厚で飲み応えがあった。

 そこから清里駅までコースは残っていたが、雨は上がったとはいえ冷え込みがきついので急遽予定を変更して小海線で車窓の旅を楽しむ事にした。これが大成功。この素晴らしさは見た人にしか解らないだろう。

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