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2006/11/01

新卒採用加熱!

 一昨日のNHKクローズアップ現代は“加熱する新卒採用”というテーマだった。ずいぶん昔に聞いた懐かしい言葉だ。私の若い頃、日本は右肩上がりの経済成長を続けていていつでも人手不足だったような記憶がある。中卒、高卒の若者が“金の卵”として持て囃され、地方から大都市へ“集団就職”してきた。バブルの頃は更に輪をかけ、外国人労働者の採用に活路を見出していた時期もあった。

それがバブル崩壊(金融戦争の敗北)により、長期低迷時代が続いた。ここ数年は中国の経済成長の恩恵が日本にも及び、経済が再び活況を呈している。企業の採用も積極的になり、採用人数も大幅に増大しているという。

しかしである、企業の求人の多くが新卒採用に限定されているという。何故もっと就業機会を求めている若者に広く門を開かないのか。


日本には現在正社員になりたい若者がたくさんいる。経済不況が深刻で就職超氷河期といわれた頃社会に巣立つ時期を迎えた多くの若者が、その出発点で社会への入り口とも言える就職の門を閉ざされたつらい経験を余儀なくされた。以後も派遣、フリーターやニート、更には引きこもり(私には山で遭難した人がビバークする姿に重なってしまう)という社会現象を起こしている。

やっと彼らに社会の受け入れ態勢ができてきた今、最優先で社会が迎えいれるべき人材ではないだろうか。何年にもわたる不遇時代を過ごしたことにより、風雨に打たれ強く、温室育ちに比べ向上心もはるかに強いと思われる。


企業が新卒に期待しているのは“使いやすさ”なのだろうか。これは後ろ向きの論理である。成長が止まり、防衛体制に入った時の心理である。イエスマンに囲まれたい不明の君主の心理である。

企業経営者が、オープンマインド(世界的視野)と社会的責任感に目覚め、若者間格差を助長するような行動をとらないことを希望したい。若者も自分の狭い経験から就職希望業種を限定することなく、社会という大きな学校に参加していって欲しい。

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