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2008/05/18

中国、加油(チャーヨウ)!!

 テレビからの悲惨な映像に胸がつぶれる毎日だ。

学校の倒壊現場で、なくなった我が子の手を握り締め泣き崩れる母親、

たとえ生還できず遺体を抱きしめる事になってもこの場を離れない、と叫ぶ男性、

家族の安否を気使い、15時間の山道をひたすら故郷目指し歩き続ける若者、

被災地の窮状を訴え終わるや、疲労から気を失う救助隊員・・・・

その合間にいつもながらの有識者のコメントが入る。ユーラシアプレートがインド・オーストラリアプレートに押し付けられエネルギーが蓄積されていた・・・・。そんな事は何百年何千年も前から存在した事実であるし、そのエネルギーの巨大さは、ヒマラヤ山脈の山々を見ただけで想像はつく。必要な事はそれが何故この時期にエネルギーの大放出を起こしたのかの解明であり、今後の予知技術の進展だろう!一週間とはいわない。せめて10分前に予知できれば死傷者の数は劇的に減らせるのだ。

それとも昨今ネットでささやかれているように、某超大国による最新兵器の攻撃とでもいうのだろうか。これほど大きな自然現象において、なんらの前兆現象も見られないというほうがよっぽど“不自然”である。特に地震の多発国である日本の研究者が、この分野で世界に貢献できる可能性は大きいと思う。今後は自国だけに留まることなく広く隣接した国々と連携を取って、地震予知の発展を期してもらいたい。日本は本当に他人事ではないのだ!

 ミヤンマーを含めこの間の日本政府の被災国に対する対応はまずまず評価できるものだったと思う。それに対し東京都知事の反応は一都民として恥ずかしい。新潟県が自分達の経験に重ね合わせて同情し、経験を伝え誠意ある援助を申し出ているのと比較をするとその落差がいやでも目に付く。

 つい先日は、思いつきのプランと杜撰な運営により都民に数百億円の追加出費を強要した新銀行東京の件が未だ解決していないというのに、今度は築地移転に一千億円超の土壌改良費がかかるという。それでも強行するというのだから絶句する。しかも近隣諸国の未曾有の災害で多くの人の命が危険にさらされているこの時にである。都民のお金である。未来の都民に、安定した豊かなアジアの一員として胸を張って生きていける礎を築いて欲しい。そのためにも築地移転の件は白紙に戻し、その費用の一割でいい。近隣被災国の復興支援に差し出せないものだろうか。

 そもそもこの築地移転問題は地元の水産業関係者が強く反対している。食の安全が最優先されるべきなのに、不安要素の強い地域にあえて移転を強行しようとする理由は何なのだろう。築地にオリンピックのプレスセンター設置のためというなら本末転倒であろう。

 日本はかってオリンピックを開催し、それを契機に国力も発展し、日本人としての誇りも持てたと思う。そういう機会は多くの国が経験して欲しいし、初めての国が開催する手助けをするぐらいの度量を持ちたい。自国での複数回の開催に固執すべきでないと思う。

 今回の大地震で中国でのオリンピック開催を危ぶむ声もある。かって阪神大震災のときも、甲子園での全国高校野球大会開催を危ぶむ声があった。私自身も負担を押し付けるのではと心配した。しかし予定どうりの開催を一番強く主張したのは、被災地自身だった。結果として、その年の甲子園大会は順調に行われ、阪神の被災地も力強く復興した。

 人間は夢だけでは生きていけないが、夢があるから頑張れるという事を目の当たりにできた。

中国の皆さん、ミャンマーの皆さん、私達も応援しています。頑張ってください!! 

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2008/05/12

 白い花

Niseakashia  季節の移り変わりは本当に速い。萌え出ずる若葉に華やいでいた里山も、はやみずみずしい新緑に覆われ、花も白色系統が目立つようになってきた。

白といえば人間界では、明白、潔白などと肯定的意味合いのものから、白紙、白地と単に無いことを示すだけのものや、空白、白痴などと否定的意味合いが強いものなど千差万別の使われ方をしている。総じて、何もない、何もしていないという消極的意味合いが強いように感じられる。

しかし植物界では、私達にとって白く見える花の色は、じつは積極的役割を担っているようである。色素がないから白いのではなく、フラボン及びフラボノールという紫外線を防ぐ色素が含まれているために白く見えるのだという。

一般に風媒花はケヤキ、イネのように受粉が風任せなので地味であるが、虫媒花は虫をひきつけるために知恵の限りを尽くしている。その手段の一つである花弁(時にはガク、葉)を目立たせるためだけでなく、紫外線から守るために選択した色なのだろう。

白い色の花はこの時期、いたるところで目に付く。本当に紫外線が強いのは六月なのだが、日本では梅雨と重なるので、実質的に一番紫外線が強いためなのだろう。

青空に真正面から向き合って咲いている山ボウシや、ミズキの花が真っ白なのも偶然ではなHimejyoon いようだ。他にもニセアカシア、ホオノキ、エゴノキ、ピラカンサ、夏椿、クチナシ、ウツギ、ヒメジョオン、岡トラノオ、ドクダミ・・・・と白い花のオンパレードである。

自然界において、白い色は命を守り継承していくための力強い自己主張のようである。

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2008/05/05

ツツジの季節

 息子からメールが来た。本文は無く、いきなり鮮やかなピンクの三つ葉ツツジ群落の写真。百名山踏破中の息子が連休を利用して出かけた赤城山から送ってきたものだ。

そういえば、昔私が登った時も、つつじがきれいだった。しかしあの時見たつつじは、赤みの濃い橙色の山ツツジだったような気がする。

携帯で問い合わせたところ、赤城山の山頂には未だ雪が残っていて、前日麓でキャンプした時も寒かったという。私が以前行ったのは、きっともう少し時期的に遅かったのだろう。

Mitubatutuji_2 先日登った陣馬山でも、三つ葉ツツジがきれいだった。この日は20年ぶりに高尾山まで縦走してみたのだが、ところどころでこのツツジの歓迎を受けた。何回もへこたれそうになる私の応援をしていてくれる気がして嬉しかった。

しかしわが町の里山は、いま山ツツジが真っ盛りである。淡い緑に染め上げられていく雑木林のあちこちに赤みが勝った橙色(緋色)が点在する。昔美術の時間に、赤と緑は補色関係だと聞いた事があるが、本当に良く目立つ。これに時々のキジとウグイスの鳴き声を配したら、立夏の情景として申し分ない。

この季節、何処に行ってもツツジが目に付く。道路の両端、公園の植栽、家々の庭・・・赤、白、橙、ピンク、紫、黄色・・・実に様々なツツジにお目にかかれる。

万葉の昔から日本人に愛され、江戸時代にはクルメツツジ一種にさえ700もの園芸品種があったという。もともと酸性土壌を好むため、火山灰の影響のある日本の土壌に適していたのかもしれない。

中国名を躑躅というが、これは多くのツツジの茎や葉、花に含まれる毒物に当たって、羊などがよろける様子を形容した言葉という。ツツジが美しいのに各地に群生地があるのは、家畜や鹿などの食用にむかないという、この特性が幸いしたのかもしれない。

奈良公園の馬酔木や北海道の鈴蘭のように・・・・・。

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