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2008/05/12

 白い花

Niseakashia  季節の移り変わりは本当に速い。萌え出ずる若葉に華やいでいた里山も、はやみずみずしい新緑に覆われ、花も白色系統が目立つようになってきた。

白といえば人間界では、明白、潔白などと肯定的意味合いのものから、白紙、白地と単に無いことを示すだけのものや、空白、白痴などと否定的意味合いが強いものなど千差万別の使われ方をしている。総じて、何もない、何もしていないという消極的意味合いが強いように感じられる。

しかし植物界では、私達にとって白く見える花の色は、じつは積極的役割を担っているようである。色素がないから白いのではなく、フラボン及びフラボノールという紫外線を防ぐ色素が含まれているために白く見えるのだという。

一般に風媒花はケヤキ、イネのように受粉が風任せなので地味であるが、虫媒花は虫をひきつけるために知恵の限りを尽くしている。その手段の一つである花弁(時にはガク、葉)を目立たせるためだけでなく、紫外線から守るために選択した色なのだろう。

白い色の花はこの時期、いたるところで目に付く。本当に紫外線が強いのは六月なのだが、日本では梅雨と重なるので、実質的に一番紫外線が強いためなのだろう。

青空に真正面から向き合って咲いている山ボウシや、ミズキの花が真っ白なのも偶然ではなHimejyoon いようだ。他にもニセアカシア、ホオノキ、エゴノキ、ピラカンサ、夏椿、クチナシ、ウツギ、ヒメジョオン、岡トラノオ、ドクダミ・・・・と白い花のオンパレードである。

自然界において、白い色は命を守り継承していくための力強い自己主張のようである。

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