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2008/07/10

洞爺湖サミット(G8)

 世界の首脳22人が集合した洞爺湖サミット。ある意味歴史的快挙であり、画期的な出来事ともいえるだろう。しかし裏を返せばそれだけ今、世界が危機的状況に立たされているということかもしれない。

 大廈の将に顛れんとするは、一木の支うる所にあらず

       大廈将顛、非一木所支也


何十年も忘れていたのに数ヶ月前ふと思い出し、以後何回となく脳裏に浮かんでくる。

この言葉は、私が高校一年のとき初めて漢文と出会った時の教科書の初めの章にあった、中国の隋代の儒学者の言葉である。訓点を用いて外国(中国)の古典を自国風に読んでしまうという、日本独特のワザの習得の例文として載っていた。

 ルーO氏流に言えば、

“ゴージャスビルデイングがジャストダウンの時、ワンスティクはノーパワー!”

とでもいうところだろうか。

さて本題に戻る。そもそもG8とは何だろう。Group of 8 、主要国首脳会議とも訳され、サミットとも呼ばれる。1973年の第一次石油危機が起きた時に、当時の世界経済をリードしていた主要な国が集まって、利害調整したことに起源を持つ。

 初めはフランス、ドイツ、イタリア、イギリス、アメリカ、日本だったが、その後カナダ、ロシア(ソ連)が加わり、2005年以降ブラジル、インド、中国、南アフリカ、メキシコも一部の会議に参加するようになる。今回はアフリカ諸国も加わった。時代の大きな変化を感じる。

 それだけ今、世界の多くの国々が何らかの行動の必要性を強く感じているという事だろう。その期待に今回の会議が答えられたかというと、はなはだ疑問である。参加する事に意義があるというなら多くの国々の参加を得られたことはそれなりに評価されるだろうが、せっかくこれだけの政治的パワーが集まったのに、世界が直面している問題にもっと強力な解決策を示せなかったのは残念である。

 今は、問題を共有して安心する時ではなく、具体的解決に踏み出す時だと思う。

 倒れつつある大廈が特定の地域なのか、国家なのか、はたまた戦後体制なのか・・・・・。せめて人類の未来でないことを祈りたい。

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