« 北京オリンピックが終わりました | トップページ | アシナガバチ受難   »

2008/09/04

初秋の志賀高原

 久しぶりの遠出だった。ここ数年真夏の暑さに追い立てられるように、信州の高原に行っていたのだが、この夏は風邪にたたられひたすら家で汗をダクダク流しながら過ごしていた。しかしどうやら身体も回復し気力も出てきたので遅ればせながら、志賀高原に出かけた。

 環境は人をこうも変えるのかと思うほど、毎日爽やかな高原を歩き回ったが、余り疲れを感じなかった。初秋の高原は訪れる人もめっきり減り、自然の中に心ゆくまで浸りきれた。

Mokudou_5  まずは東館山へ。山頂に広がる高山植物園は植物好きにはお勧めポイントである。次々に現れる高山植物に心踊り時間を忘れる。植物園に隣接した木道を歩くと今度は自然のお花畑が広がっている。リンドウ、ハンゴン草、ゴマ菜と秋の花が咲き競う中に、夏の名残のヤナギランもピンクの花がまだまだ鮮やかである。

 いつも思うのだが、観光スポットを一歩はなれると人は極端に減り、自然と素直に向き合える空間が広がっている。この木道も人気がなく、自分だけの幸福な時間に浸れた。昔読んだ“不思議の国のアリス”が木の下で昼寝した場面を思い出した。こんなところで昼寝したら、きっと楽しい夢の国にいけるのだろう。

 翌日は、四十八池や大沼池をめぐるコースを歩いた。日差しは強かったが、林間の道は涼しくOonumaike_3 小鳥の声に耳を澄ましながらの歩きは快適で、口笛の一つも出てくる。

 林間から大沼池を目にしたときの驚きは、北海道で摩周湖を目にした時に勝るとも劣らないものだった。青空と緑の樹海の中に抱かれた紺碧の宝石のようだった。

Tyou  次の日は、木戸池から蓮池までの探勝路を歩いた。池、林、湿原、草原と志賀高原の自然を堪能した。今回の旅行は花もさることながら、蝶の美しさに目覚めさせられた。孔雀蝶、浅黄マダラ、黄縁タテハ、・・・。見るほどにその造化の妙に感嘆させられる。自然は知るほどに奥深い。

女心と秋の空という。変わりやすいことの例えである。

しかし今回の旅行は天気に恵まれた。雨勝ちの東京を出発したのだが、滞在中、とくに散策中は雨に降られることもなく初秋の志賀高原を満喫できた。

 帰京するや、また総理大臣が辞任したというニュースに接した。今は変わりやすいのは女心でも秋の空でもないようである。

|

« 北京オリンピックが終わりました | トップページ | アシナガバチ受難   »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 初秋の志賀高原:

« 北京オリンピックが終わりました | トップページ | アシナガバチ受難   »