« 初秋の志賀高原 | トップページ | ゲンノショウコ »

2008/09/11

アシナガバチ受難  

Senninsou 朝方二階のベランダで洗濯物を干しつつ下を見ると、センニンソウが見事に咲いていた。庭の隅に植えてほとんど忘れていたが、いつの間にか雨どいをよじ登り、陽光が十分に当たる場所にたどり着き本来の生命力を十分に発揮しているという感じである。

 久しぶりにじっくり見る我が家の庭は、夏の間手入れする事もなくほっといたので荒れ放題である。それにしても今日はアシナガバチがいつになく多い・・・・。

私には、アシナガバチに対して特別な思い入れがある。だいぶ前の事だが、一匹の母親蜂が我が家の外壁に小さな巣をつくるのを最初から観察する機会があった。まず小さな巣を作り、そこに数個の卵を産む。孵った幼虫に餌を口移しでやり、育つにつれて子供部屋を大きくし、暑い時には羽で風を送り、・・・・本当にかいがいしい子育てぶりに感心した。

 それにアシナガバチは、大事な植物を様々な虫の食害から守ってくれる。そんなこんなで私の暗黙の庇護の元、庭にはアシナガバチの巣がいたるところにできた。剪定などをしていて巣に近づき、威嚇され驚かされる事もある。巣そのものをうっかり潰しかけて刺された事もあるが、しばらく痛みをこらえていれば済む事で、まあまあ平和共存といっていいだろう。

 今年はガラス戸の脇にもできているのにだいぶ経ってから気がついた。戸を開け閉めするたびに何匹かのアシナガバチが飛び回るので変だなと思ってよくよく見ると、戸の端が開け閉めの度に、彼らの巣を揺さぶっていたのだ。

 気がつかなくてごめんね!

早速木の棒でつっかい棒を作り、以後問題は起こらなかった。ところがある日、巣に異常が起こった。だいぶ増えていた巣の蜂が突如消滅していたのだ。戸を開けるたびに振動する環境に嫌気が差して移動してしまったのかな。しかしおかしい。さなぎの部屋のふたが無残に壊されている。良く見ると巣の下には何匹かのアシナガバチの残骸が散らばっていた。

どうも他の群れによる襲撃に遭ったようだ。そういえば数日前から、その巣のアシナガバチ(二紋アシナガバチ)より一回り大きな背黒アシナガバチが巣の周りを飛び回っていた。どうやら偵察していたようだ。

その後注意してみてみると、庭のいたるところの二紋アシナガバチの巣が廃屋となっていた。

 そして今日、私はかなりショッキングな場面を目撃してしまった。

 庭にいつになく多く飛んでいたのは背黒アシナガバチだった。いつもは小形のアシナガバチを襲うこわもての大形バチなのに何だか浮き足立っている。しばらくして、その原因が分かった。二階の窓の出っ張りと一階の屋根の間にかなり大きな背黒アシナガバチの巣があった。そこになにやら大きなハチがあわただしく動き回っている。

双眼鏡で見て状況がはっきりと分かった。背黒アシナガバチの巣が黄色スズメバチの軍団にSuzumebati 正に襲撃されている最中だった。黄色スズメバチが次々に幼虫やさなぎを部屋から引きずり出し大あごで肉団子にして運び去っていく。そのそばで背黒アシナガバチがおびえきって立ちすくんでいる。私も見る間に身体が凍り付いていくような気がした。

これが弱肉強食の自然界の掟なのか・・・・。

やっぱり私には植物の世界の方がむいているようだ。

                                            ( 9月9日  記 )               

|

« 初秋の志賀高原 | トップページ | ゲンノショウコ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アシナガバチ受難  :

« 初秋の志賀高原 | トップページ | ゲンノショウコ »