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2009/02/26

菜種梅雨

 このところの雨模様の天気はどうやら菜種梅雨の影響という。例年より一ヶ月も早い。これも温暖化の影響か?2月といえば本来は寒さのピークなのだが、身近の自然を注意してみると、いたるところに春の兆しが感じられる。ヒヤシンスはもう蕾をつけているし、ユリの芽も土から顔をのぞかせた。

 春の庭の手入れはお彼岸を待って・・・と思っていたが、庭のそこかしこから芽が出てきているので、うっかり土を動かせなくなってしまいそうだ。早目はやめに行動しないと、もう手遅れで又来年まで待たなくてはならなくなる。

 最近気が付いたのだが、鳥の運んでくる種からの実生苗に、以前のピラカンサやマンリョウ、ナンテン、ヤツデに混じって、シュロやクスノキが増えてきた。若木のうちは趣もあるのだが、将来の姿を思い浮かべると狭い我が家でいつまでも育てるわけにはいかないので、雑草並みに抜くしかない。

クスノキは本来南方系の樹木であろう、東京も温暖化したものだ。そういえば知り合いに、シンビジュームを冬も戸外に出しっぱなしにしてきれいに花を咲かせている人もいる。

ところで日本経済は未だ極寒期のようである。しかし窮すれば通ず。春の来ない冬はない。

わが町でも、今、中古不動産市場は活況を呈してきているという。中古が動けば新築もそのうち動き出す。住宅が動けば、家電や、家具も動く。このような一つ一つの地道な流れが日本を元気にしていってくれるのだろう。

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2009/02/19

世界らん展

Ran 世界らん展に行ってきた。数年前シンビジュームにはまって以来私の年中行事になっている。あの広い東京ドームがランに埋め尽くされるのである。部屋に一鉢あるだけで、華やぎをかもし出してくれる花々が、球場を埋め尽くしているのである。これを見逃す手はない!

 毎年コンセプトが少し変わるようで、今年はより珍しいもの、原種に近いものが多かった気がする。私などは何を見ても、もう感心して見とれてしまうが数時間見ているとさすが、花以外にも関心が向いていく。

 人だかりしているので覗いてみるとランの育てかたを教えてくれていた。

“・・・ランのバルブは、らくだのこぶのようなものです。その中に水をためて、渇水期を生き残るために発達してきたもので、原産地はたまに降る大雨の後は、長い間乾燥が続くところです。ところが大切にする余り、水を遣り過ぎて根腐れを起こす方が多いようです。又肥料もきわめて少量でよく、これまたあげすぎて枯らしてしまうケースを良く見かけます。・・・・”何だか耳が痛かった。

芳香のあるランを集めている一角があった。

“あんまりにおわないわねえ

“年のせいかしら

“たくさんの人がかぐので、匂いが皆吸い取られたんじゃない

“香りは朝方、特に咲き始めが強いんですよ

 袖振り合うも他生の縁、見ず知らずの人が言葉を交わし又散っていく。美しい花の中にいるShunran と皆ゆったりした気分になれる。

 観覧席が休憩席になっているので、しばらく休んだ。後ろの席からにぎやかなおしゃべりが聞こえてくる。

“N大臣のニュース見た?何度見ても大笑いしちゃうわね!

“頭はいいみたいだけど教育ママに育てられたお坊ちゃんみたいね

 “Kさん去年の秋で株大損したらしいわよ。もう当分塩漬けですって

 “Mさんは、以前のはそのままにして、新しく買ってるらしいわ

 “私のも、いつ買値に戻るのやら。もどらなきやそのまま息子にあげることになるだけだけど

話は、その後も旅行の話、化粧品の品定めと延々と続く。日本のおばさんは元気である。百年に一度の危機なんか何処吹く風、日本も何とかなるだろう!

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2009/02/12

雀(かんぽ)のお宿と掛けて?

 以前人気番組で○○とかけて・・・と解く、その心は?という疑問に答えるクイズ形式のバラエティーがあった。結構面白くていつも聞いていたが、その中の傑作の一つに

“山桜と掛けて、なんと解く?

 出っ歯と解く。

 その心は?

 ハナ(花、鼻)より、ハ(葉、歯)が先に出る。“

というのがあった。ソメイヨシノと違って、山桜が花より葉が先に展開する事が下地にある。一寸大げさな表現だとも思うが、“おそ松くん”のイヤミ氏を思えば納得がいく。

ところで、今表題の設問を投げかけられたら、さしづめ

“派遣労働と解く”とでも答えようか。その心は、簡単に切ってはいけません!

 “雀のお宿(舌切り雀)”では、意地悪な欲張りばあさんが、舌を切った雀にもらった大きな箱を開けて中から出てきた虫や動物にさんざんに懲らしめられるという話だった。

 今かんぽの宿の売却問題で様々な問題が噴出している。素朴に考えても、2400億円で作ったものを、109億円で手放すのはおかしいと思う。個人住宅でもバブルの崩壊で半値になった住宅は多々見てきた。しかし1割以下の評価はおかしいと感じるのが普通だろう。

 そもそも一括売却というのが納得できない。住宅でも一つ一つなら条件がよければ多くの一般希望者が入札に参加すると思う。しかし一括となれば、競売に参加できる人は特殊な業者に限られてしまう。かんぽの宿でも同じであろう。

 そもそもなんで、かんぽの宿を切り離して売却する話になったのだろう。郵政公社で一括して管理すれば済むことだったのに、外資系金融顧問の指導の下、郵貯は金融証券化されアメリカの不良債権の穴埋めに使われ、土地不動産は転売先の企業により時機を見て高額に売却される予定だったとも指摘されている。

 本来国民の財産である。疑念のあることはふたをすることなく徹底して追及し、誤りがあれば今からでも遅くはない、直していただきたい。

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2009/02/09

菜の花の仲間

Ume  肌寒い日が続いているが、雲間から日がさすと思いのほか暖かい。里山を歩くと、そこかしこに春の息吹が感じられる。 紅梅が満開になり、白梅もちらほらほころび始めた。足元にタンポポの花を見つけると、心まで明るくなる。

冬枯れの里山で唯一気を吐いていた冬野菜もそろそろ旬を過ぎつつある。

白菜、小松菜、キャベツ、青梗菜、野沢菜、水菜、ターサイ・・・葉

ブロッコリー、カリフラワー・・・つぼみ

大根、カブ・・・根

気が付くとみんな菜の花(アブラナ)の仲間である。より正確に言うと大根以外はアブラナ科アNanohana ブラナ属に分類されるきわめて近縁の植物である。里山では余り見かけないが、カラシ、ザーサイ等も含まれる。属は違うが大根もわさびもクレソンもアブラナ科である。

そもそもアブラナとは油菜であり、種から取れる良質の油は、サラダや揚げ物に用いられる。こうしてみると私達の日常生活は菜の花の仲間なしには夜も日も明けぬという感じである。

 しかしその割には私自身、個々の来歴にはきわめて無関心であったので、以下簡単に歴史を辿ってみた。

 アブラナ科は世界に約3903200種あり、原産地は地中海沿岸から中央アジア地域と考えられている。初期は太った根を食用にしていたが中世には種子から油をとる油料作物として珍重されるようになる。紀元前に中国にわたった蕪(カブ)は、青梗菜、パクチョイ、白菜などの青菜にも改良された。

日本では蕪は縄文時代の遺跡からも見つかっている。(花粉)

その後各地で様々な品種が作られている。小松菜、野沢菜、水菜、・・・・。

江戸時代にはキャベツが伝わり明治時代以降一般に普及する。日清戦争後白菜が栽培されだし、第二次大戦後、カリフラワーやブロッコリーも普及した。以後も様々な品種が紹介され食卓を豊かにしている。

     菜の花や 月は東に 日は西に     与謝蕪村

 春が来たら、車窓から一面に菜の花が見える所に旅したい!

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