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2009/07/02

剣岳  点の記

 いい映画だった。初めから終わりまで目が潤み、心地よい緊張感に包まれた。

Yarigatake  剣岳・・・。登山好きの息子から登頂の報告を受けてから数年たつ。嬉しそうな、誇らしげな電話の声だった。

 “でもね、結構普通のおばさん達が登っているんだ。百名山なんで省くわけに行かないんだろうけど。でも途中で動けなくなって岩にへばりついてるよ”

 こんな予備知識しかない私は、映画の進行とともに圧倒的映像の迫力と緻密な構成、俳優の演技を超えた演技によって飲み込まれていった。一場面一場面が存在感を持って迫ってきた。いつの間にか私自身時空を超えて彼らとともに雪山を一歩一歩踏みしめていた。

 三角点が完成し日本の地図が精度を高め、今後長い間、人々の生活を支えていく礎の一つを作った喜びを彼らとともに噛みしめられたような気がした。社会はこうした尊い努力に支えられて一歩一歩進んでいくのだろう。

 素晴らしい時間を共有できた。日本人として誇れる作品の一つだろう。

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