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2009/10/16

秋の白馬山麓

Shirouma  最近白馬には良く行く。とくに夏の花々の種類の豊かさにはいつも感激する。今年は早春も行ったがそれなりによかった。秋は今回が初めてだと思う。紅葉に染まった山々を期待していたのだが、今年は秋が早かったとかで、栂池公園や八方尾根は目を見張るほどのあでやかさとはいかなかった。

 しかしくすんだ茶色の山並みから、うっすらと新雪をまとった白馬連山を見晴らすのもなかなかいいものだった。

 山麓では清楚な野菊が咲き乱れていた。 道路わき、あぜ道、山のがけ・・・コンクリートNogikuのわずかな割れ目、岩の窪み、いたるところにへばりつくようにけなげに咲いている。たぶんカントウヨメナ(関東嫁菜)だろう。我が家の近くの里山でも見られるが、最近ずいぶん数が減ってきた。やはり豊かな水分ときれいな空気が必要なのだろう・・・。

以前カモシカに出会ったアルプス展望遊歩道に行ってみた。なんと同じ場所にいるではないか。しかも今回は彼女(?)と一緒である。来年は可愛いい二世が一緒かもしれない!http://yamakawa-akiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-46bc.html

 展望台まで登った。ロケーションは最高で白馬連峰はじめ信州の展望独り占めという感じなのだが、いかんせん周囲の木が伸び放題で、そのうち単なる木立の中の狭い広場という感じになりそうである。

とはいえ眼下に白馬村の秋の風景をのんびりと見ながら暖かい日差しの中にいるのはなんともいい気分だった。刈り入れを待つ田んぼも点在し黄色と茶色と緑のパッチワークもいい。

日本の何処でも普通に見られた風景である。しかしこの風景がいつまで続くのか・・・。

稲作農業の担い手の高齢化、小規模経営の採算悪化、外国産との競争に耐えられるのか・・・、まるでレッドデータブック記載種並みの絶望的未来しかないといわんばかりの現状である。

しかし国土保全の観点から見たらどうだろうか。日本中に網の目のように張り巡らされた水路と無数の微小規模ダム。梅雨前後などの大雨の時は水を蓄え、ゆっくりと地下水を補充し、雨水で流された土の養分を田に蓄え稲の成長に使われる。

もし日本から水田をなくしたら、急峻な山から流れ落ちる水は河川を通り一気に海に流れ込み日々土地はやせ、地下水も乏しくなり、温泉も今ほど豊かではなくなるだろう。空気中の水分も減少し何となくかさかさした風土になっていくかもしれない。

こう考えてくると、色々批判はあるが現政府の稲作農家の保護は非常に時宜を得た政策のように思える。もちろん長期的には担い手の若返り、豊かに生活できる農業経営等々考えなくてはならない問題は山積みしているとは思うのだが・・・。

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