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2010/04/16

花見山に行ってきました。

 名前はずいぶん前から聞いていた。一軒の花木栽培農家が自分の花畑を見たい人に解放してくれているが、なかなかのもので一見の価値があるというものだ。

個人的には自然状態の草木鑑賞が好きなので、わざわざ行って見たいとも思わなかった。しかし名声は年毎に高まり、好奇心旺盛な私としては一回は見たいと思うようになった。そして今回、一ヶ月ほど前にツアーに参加申し込みをしたのだが、よりもよって寒冷注意報が出た日に当たるとは思わなかった。

7時に東京をバスが出発した頃は、小雨交じりの寒空が恨めしかった。とはいっても4月も半ばである。クヌギの花の濃い黄色やコナラの淡い緑の芽生えが美しい。東京近郷の桜はもう葉桜となっていたが、群馬、栃木と行くほどに山桜や、染井吉野が今を盛りと咲き競い、日本の春を十分に楽しめる。

しかし福島県にはいる頃には周囲の景色は無彩色の単調なものに変わり、桜も未だ蕾状態である。私の期待値は下がり始めた。福島市の郊外の丘陵地を登るとニュータウンが広がり、東京近郷とあまり変わらない。これで東京郊外の公園並みの場所に案内されたら、これまでの5時間余りの長旅はなんだったんだろう・・・。

しばらく行くと交通渋滞に巻き込まれた。このままでは何十分かかるか分からないとのことで下車して歩くことになる。しかしこの頃には遠くの山肌にピンクのパッチワークが見え出していたので少しぐらい歩くのは苦にならない。三方を山に囲まれ寒風を防げるため周辺地域より暖かなのだろう。

Hanamiyama 花見山・・・、さすが見事だった。公園の入り口が左手に見えたが、まずは周辺の散策をした。様々な桜のピンクのグラデーションが美しい。その間を桃、レンギョウ、モクレン、ボケ、菜の花、・・・・春の花々のオンパレード。ふと気が付くと1時間の鑑賞時間の半分近くが過ぎていた。慌てて公園入り口に引き返し中に入る。雑踏を過ぎると小高い山道に差し掛かる。

次々と現れる花々に圧倒されながら旋回し、ゆっくり登っていく。遠くに目を移すと花々の間から、周辺の山の斜面を埋めるほかの農家の花々が見え、更に遠くには数日前の新雪をいただいた吾妻連峰が連なっている。

しばらく行くと道が二手に分かれ、地元のおばさんが写真を売っていた。Hanamiyama2_2

“このまま登っていくと1時間コースで、下ると10分で降りられますよ”

バス発車時間まで後20分しかなかった。なんとも心残りだったが、ひたすら下った。

色々悪条件は重なったが、桜、特に東海桜というピンクの小ぶりの桜が見頃だったのは幸運だった。今度は一泊して心行くまで見てみたい!

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