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2010/10/29

周回遅れのトップランナー?

最近テレビのニュースや報道番組を見る事が少なくなった。何だか独善的価値観を押し付けられているようで拒否反応が出てしまう事が多いせいだ。またバライテイ番組には興味惹かれるものが殆んどない。しかし天気予報だけは、このところの異常気象でより頻繁に見るようになった。

そんな私だが最近はまっている番組が幾つかある。

“猫のしっぽ カエルの手”(NHK)。これはイギリス人女性が京都大原の自然に囲まれて田舎ぐらしを楽しんでいる日常生活を淡々と報告しているものだが、主人公の人柄の魅力も大きいと思うが、私はとても好きな番組だ。

最近彼女の半生を紹介していたが、イギリスの貴族の出だという。貴族階級の生活になじめず、インドを旅し、日本に流れ着き終生の住処を見つけたということらしい。貴族という立場から見たら落ちこぼれかも知れないが、私達日本人にとっては、最も先端的な価値を見せてくれているように感じられる。

“プライムニュース”(BSフジ)という番組も最近良く見る。以前なら放映している局を見ただけで毛嫌いしていたかもしれないが、あるときテーマに引かれてチャンネルを合わせた。2時間という長丁場、見解の異なるゲストにじっくりと意見を聞く。その番組スタイルのせいか、討論はかなり全体像を偏ることなく浮かび上がらせてくれる。

 それにしても昨今の小沢氏に対するマスコミの報道姿勢は異常である。

 まるでカーレースの周回遅れのトップランナーに対して、道をどけろと強制しているテイに見える。

 しかしスポーツや芸能界のように若さが絶対の価値を持つ世界と政治の世界は違う。政治は人生や歴史とかかわってくる。すなわち短期間の周回で勝負が付く世界ではないのだ。

 一見周回遅れのように見えても実は本当の勝者である事は人生経験をつめばしばしば経験する事だと思うのだが・・・・。

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2010/10/22

ミー子が我が家にやってきた!

 毎日もう大変である。こんな事になるはずではなかった。

子育ても卒業し、両親も他界し、後は自分の時間を精一杯楽しもうと計画していた。長期間の旅行もしたい、家の中もこぎれいにして老後の生活をのんびり気ままに楽しむのもいいものだ・・・・。

Miko  それらすべてが吹っ飛んでしまった。

それは3週間前にさかのぼる。夕方の買い物帰り公園の脇を通りがかった。か細い子猫の声が木立の中から聞こえてきた。目を凝らすと折からの雨でずぶぬれになった子猫が必死に私のほうを見て鳴いているのだ。

 可愛そうに、捨て猫だな・・・でも今の私には飼えない。色々な計画が吹き飛んでしまう。・・・

いったん心を鬼にして通り過ぎようとした。でもミーミーという鳴き声に負けた。ハンカチを取り出し、4隅をつまんで中に入れて、足早に家に帰り、風呂場できれいに洗った。

後はもうミー子に振り回されっぱなしの毎日になってしまった。幸いだんなが私にMiko2 輪をかけてミー子のとりこになったようで、お遊び相手になってじゃれあっているのでずいぶん助かる。

人生とはなかなか計画通りに行かないものだ。しかしそれはそれでいいのかもしれない。

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2010/10/15

松枯れ

 この夏の異常気象もどうやら収束に向かい、快適な毎日を過ごしている。しかしココに来て後遺症が様々な方面に吹き出てきた。まずは野菜の高値。トマトなど高級果物並みの値段で、しかも味が悪い。

キャベツ、レタスなどもおいそれと買える食材ではなくなった。そこで我が家では。もやしときのこの出番が増えた。天候に左右されないので安価だし、栄養的にもヘルシー嗜好にピッタリで炒めたり、煮たり、味付けを変えたりと大活躍である。

Matugare 野菜もそうだが、一般的に植物にとってもこの夏は厳しいものだったのだろう。近所の松数本、葉が無残に赤茶色に変色してしまった。驚いていつもの散歩道を歩いてみるとあちこちで変色していた。10本近くになるだろうか。マツは本来丈夫な木だと思っていたが、高温には意外と弱いのかもしれない。

 そこでネットで調べてみた。日本の内陸部の代表的マツはアカマツなのだがシベリアアカマツの近縁で、本来は寒冷地を好む種のようである。しかし松明(たいまつ)と表記される位、油成分が豊富なため古来照明、燃料用に重用され日本でも全国で大事に植林されてきたのであろう。それが今年の高温で忍耐の限界を超えたという事なのかもしれない。

 植物だけではない。人間だってもう今年の夏は大変だったのだ!何事も急激な変化はこたえる。穏やかな日々が続いて欲しい。

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2010/10/08

青いケシを見てきました! 7

 その後数日、“紅原”大草原の雄大な景観を堪能する。何しろ広い。ところどころでヤクの群れがのどかに草を食み、そこかしこに野の花(高山植物)が咲き乱れている。何箇所かで休憩したが、花々の中でのんびりと昼寝でもできたら幸せだろうなと思った。

 この付近に黄河と長江の分水嶺があるという。中国文明を二分する大河の源流が同じ地域から始まっているというのも面白い。

Kouga 九曲黄河第一湾の展望台から一帯を見渡す。河口付近は対岸が見えないほどの黄河も、ココでは幾重にも曲がった幼い河である。しばしば流れを変えているのか周辺には三日月湖も点在する。

そして花湖へ。延々と続く湿原に木道が整備されヤクと観光客が共存している。湖の向こうに巨大な積乱雲(入道雲)が沸き起こっていたが良く見ると周囲がぐるっと積乱雲に囲まれていて巨大な雲の王冠の中心に立っている感じがした。

この辺まで来ると道の整備も終わったのか、ドライブも快適である。途中チベット族の若者だろう、バイクでのツーリングの一行に出会った。

道路整備の進展に伴い今後この地域の雄大な大自然を求めて中国国内外から多くの観光客が訪れるだろう。         

そうなると農業と牧畜業に加えて観光業がこの地域の経済を大きく支えていくのだろう。

今回の旅は、悪路に悩まされ続けたが、数年後には歴史の一齣となるのかもしれない。そういう意味でも貴重な経験ができたと思う。

  

追記  雄大な景色に触れて来たせいか、最近の日本政治における重箱の隅を顕微鏡で覗いているような、政敵のあら捜しには辟易します。

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2010/10/01

青いケシを見てきました! 6

Fumoto_2 旅も4日目、食事にも風景にも慣れてきた。午前中は四姑娘山麓を歩くという。少し緊張したが、ゆっくりとした行程なので思ったほどの負担も感じない。何より珍しい花が次々と現れて写真撮影のほうが忙しくて高山病になっている暇がない。

しばらく行くと遠くに大姑娘、二姑娘、三姑娘、四姑娘と4つの峰峰が朝日に輝いて姿を現した。4女が一番のっぽらしい。ヒマラヤ遠征の訓練登山に使われるという。

午後はこの旅の最大の目的、青いケシを見にいく。バスは更に延々と工事中の悪路を走る。外気が冷えてきたのか窓は水滴で曇り外の景色は何も見えない。しばらくうとうとしていると、車内がざわめいてきた。慌てて窓の水滴を拭くと、道の両端の斜面に点々と青い花が見えた。青いケシ?

バスが止まり皆我先に外に飛び出した。私もカメラを持って後に続く。外は霧がAoikeshi_2 立ちこめ、深深と冷える。道端の斜面をゆっくりと登り手近かな青いケシにたどり着くやシャッターを押す。点々と咲いている。上の方を見上げるとかなりまとまって咲いているが、とてもそこまで登っていく力がない。本当に自分の体が思うように動かせないというのはつらい。

時間は見る間に経ち、ガイドさんにせかされてバスに戻った。道路では工事中の作業員さんが5,6人集まって私達をものめずらしげに眺めていた。彼らにとっては、そこいらのありふれた花を、はるばる外国から来て必死で写真を取っている私達のほうがよっぽど見ものだったのだろう。

 

 バスに戻ってしばらくすると、私は体中が小刻みに震えているのに気がついた。なんと、あんまり慌てていたのでバスを降りる時、防寒服を着るのを忘れていたのだ。この後数日間、私は風邪と激しい下痢に悩むは目になってしまった。トホホ・・・。

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