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2011/02/21

100万円の壁

 ここ数週間、相撲界の八百長疑惑が怒涛のようにマスコミ界を席巻した。朝から晩まであきもせず、まるでこの国は相撲で成り立っているような騒ぎであった。

 始めは携帯電話記録による動かしがたい事実から始まったものの、話はあちこちに飛びいつの間にか“八百長は相撲界の文化”とまで開き直る言説まで飛び出し、猿のラッキョウの皮むき状態になってきた。それとともにこの話題も潮が引いたようにマスコミから消えていった。マスコミも大事な収益源を潰したくないのだろう。

この一連の騒動で一番印象に残ったのは関取とそれ以下の待遇の格差であった。月給100万円と無給が紙一重で厳然と分かれているという。正社員と契約社員の差もかすむほどの格差である。そのハザマに立たされた人間の弱さとでも言おうか・・・。

とは言っても勝負の世界である。真剣勝負を期待していた観客にとっては興ざめである。今後の展開は相撲界の改革の本気度にかかっているのであろう。

この100万円の壁は、実は日本社会のあちこちにあり、問題を起こしている事に気がついた。

先先週の名古屋に於ける河村氏の革命的勝利も100万円の壁の内側でぬくぬくとわが世の春を謳歌していた名古屋市議会に対する市民の鉄拳であったのだろう。

この間の小沢氏に対する大手マスコミの執拗な攻撃も、案外、規制に守られた100万円を優に越す高給を失いたくないという潜在意識から発しているのかもしれない。 

(ちなみに小沢氏は従来からマスコミ業界に於ける不合理な規制の見直しを主張している。)

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