新緑のカラマツ林
八ヶ岳の麓、清里高原に行っていた。東京では新緑の季節も過ぎ、圧倒されるような濃緑の季節になってきたが、清里は季節が1月ほど戻ったようで、新緑がなんともすがすがしい。
特にカラマツの新緑はしばしば見とれてしまった。画家にならなくてよかった。こんな美しい色は私には逆立ちしてもだせない・・・。
この地域はモミジの種類も多彩だ。イロハモミジ、ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、・・・・ちょうど花の季節で、派手さはないが、それぞれ思い思いの可愛らしい花が柔らかな新葉の間から覗いて見える。
美し森の展望台から天女山まで歩こうと思った。かなりの階段を登ると、広大な展望が開け八ヶ岳連山をはじめ南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳などが青空をバックにすっきりと見渡せる。前日に季節外れの雪が降ったとかで、うっすらと雪をかぶっていて、新緑との対比が又いい。
途中県営牧場に行くつもりが,治山用の林道に迷い込んでしまった。広くて歩きやす いし、周囲にはキビタキや大ルリの声が響き、川俣川から吹き上げてくる風はひんやりと涼しく、ルンルン気分で歩いていくと山側の滴る湧き水でしっとりとしている岩の表面に可愛らしいピンクの花が点在しているのに気が付いた。はじめてみる花である。崖の上のほうにはムシカリの白い花が盛りであった。
しかし今しばらくいくと道が行き止まりとなり、道を間違えていた事にやっと気が付いた。幸いこの時期、日は長いし体力も未だ十分あったのでさして慌てることなくもと来た道を引き返した。
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